千歳船橋駅近くの肛門外科
世田谷区千歳船橋、経堂、成城学園、祖師谷周辺の方でお尻・肛門・痔の症状でお悩みの方は「千歳船橋南口駅前 大腸と胃の消化器内視鏡・肛門クリニック 世田谷院」へご相談ください。当院では土日も肛門の診療を行っています。(日曜は検査・手術のみの完全予約制です。)
肛門外科について
肛門外科は、痔など様々な肛門疾患の治療を専門的に行う診療科です。対象疾患には、いぼ痔(痔核)や切れ痔(裂肛)、肛門周囲膿瘍、痔ろうなどが挙げられます。
肛門疾患は似たような症状を示すことが多いため、専門医による的確な診断が必要です。また、痔は早期に治療を受けることができれば、比較的容易に治療できます。
また、肛門疾患は再発しやすい特徴があり、再発を防ぐためにも肛門外科を受診しましょう。
当院では、大腸肛門病学会の専門医が、診察を担当し、心身に負担の無いように心がけた診療を行っています。また、肛門周辺の疾患のため、患者様のプライバシーに配慮した診察を徹底しています。肛門疾患の治療法の選択には、困っている症状の程度が重要です。よくお話をお聞かせいただき、最適な治療を提案します。排便習慣の改善で良くなるケースも多いため、是非、お気軽にご相談ください。
肛門科の治療・日帰り手術
肛門科を受診される患者様は診察・治療に対して不安を抱えている方も多く、手術を案内されるのではないかと心配されて受診をためらってしまう方もいます。しかし、肛門疾患は生活習慣や食事、排便習慣などの見直しにより改善することが多く、手術を行うのは全体の10%ほどです。以前は入院による手術が必要だった症例も、麻酔や鎮痛剤の使用により、日帰り手術も可能となりました。
もしも入院が必要な場合、信頼のおける提携先の医療機関にご紹介します。
当院の肛門科の特徴
切らない痔の治療、
ジオン注射に対応
手術でしか治療できなかった内痔核に対して負担の少ない注射のみで治療するジオン注射も行います。痛みはほとんどないため、局所麻酔と鎮静剤を用いて処置をします。治療に要する時間や、術後の負担も切除術式よりは格段に少ないため、治療の翌日から普段通りの生活が可能で、仕事も翌日から再開できます。
土日も診療・手術が可能
平日は仕事などでお忙しい方でも受診できるよう、土日も診察・手術に対応しています。(日曜は検査・手術のみの完全予約制です。)
肛門と消化器の専門医が在籍
当院の院長は、日本大腸肛門病学会、日本外科学会、日本消化器外科学会、日本消化器病学会の専門医であり、これまで様々な症例を経験しています。
知識と経験の豊富な医師が肛門の診療を行っているので、安心してご相談ください。
治療前後のフォロー
肛門疾患は命に関わる病気ではありません。手術すべきかどうかは、患者さんの症状の程度で判断します。肛門科で行う各種日帰り手術は、手術前に治療内容をしっかりとご理解いただくため、丁寧な説明を心がけています。術後も定期的な通院で、肛門の状態、排便の問題がないかをフォローしていきます。
プライバシー配慮した診療
肛門の病気であることで恥ずかしさから受診をためらう方も少なくないと思います。当院では、消化器内科、外科と幅広く診療しているため、周囲の方に何の症状で受診しているかわからないようになっています。
入院と同等の手術が可能
肛門の手術にとって麻酔は非常に重要です。適切な麻酔が視野を確保し、質の高い手術が可能となります。麻酔科が麻酔を行うことにより、入院手術と同等の安全性の高い日帰り手術が可能です。また、コストや時間的負担も入院手術より軽減できます。
安心して治療を受けていただくために、女性の麻酔科医が在籍しています
肛門外科の手術において、安心して治療を受けられるよう、女性の麻酔科医が在籍しています。痛みや不快感を最小限に抑え、リラックスした状態で手術を受けられます。
麻酔科医は、患者様一人ひとりの体調や症状に合わせて最適な麻酔を行い、手術中だけでなく手術後の安全にも配慮しています。
デジタル肛門鏡での診察
デジタル肛門鏡を用いて肛門の診察、検査を行います。患者様と画面を共有して、状態を確認することで、治療方針の相談や治療効果の評価がより質の高いものになると考えています。ご自身で直接見ることができない部分の疾患であるため、質問もなかなかしにくいと思います。軟膏を処方され続けても一向に良くならない、などのお悩みの方はお気軽にご相談ください。最適な治療を提案致します。
診察の流れ
1予約
2来院・問診票の記入
ご予約頂いた時間までにご来院ください。当院ではWEB問診に対応しておりますので、事前に対応いただければ来院後も円滑に診療が行えます。また、受付で問診票をお渡しすることもできますので、ご不明点などあれば受付スタッフまでお尋ねください。
3問診
完全に区切られた個室の診察室にて、問診表に沿って医師がお話をお伺いします。不安や相談事は遠慮なくお伝えください。
4診察
診察台で横になって頂き、腰に大きなタオルをかけ、臀部が見えるところまで衣類を下げて頂きます。必要最小限の範囲でタオルを上げ、診察を行います。
また、痔の状態を把握するため、必要な場合は肛門鏡検査も行っております。診察、肛門鏡検査ともに、医療用ゼリーを使用し、苦痛を最小限に抑えるようにしております。ご安心ください。
5診断とご説明
診察の結果をもとに、治療の必要性について丁寧にご説明します。治療方針は患者様と十分に相談した上で決定します。
肛門について
肛門は消化管の出口に当たる器官です。ガスや便を排出する役割を持ち、排出時は肛門の筋肉を緩めますが、それ以外の時は筋肉を収縮させて閉じています。便潜血検査で陽性となるのは、多くは肛門の内側にできた内痔核からの出血が原因です。しかし、炎症性腸疾患や大腸がんが原因の可能性もあるため、痔が原因と決めつけて痔の治療のみを行うと、治療が必要な疾患の治療の機会を失ってしまうことになります。そのようなことがないように、当院では便潜血検査で陽性を指摘された、または血便の症状がある場合には大腸カメラ検査を受けて頂くようにしています。大腸カメラ検査を受けて痔の治療が必要な場合は、飲み薬や外用薬、注射、手術などで治療を行います。手術は日帰りで、保険診療内での手術が可能です。入院治療が必要な場合は、安心して治療を受けて頂けるように提携している医療機関へご案内いたします。
主な肛門の症状
肛門のふくらみ・できもの
原因疾患
内痔核(脱肛)、外痔核、皮垂、肛門ポリープ、肛門腫瘍、見張りいぼ、直腸脱など
肛門の腫れの原因は多岐にわたります。一度、専門医の診察を受けましょう。肛門の腫れは痛みを伴うことも多く、不快な症状です。原因によって対処も変わるため、当院にお気軽にご相談ください。
肛門からの出血
原因疾患
いぼ痔(痔核)、切れ痔(裂肛)など
肛門から出血すると強い不安を感じられる方も多いと思います。出血は肛門疾患のほか、炎症性腸疾患や大腸がんなどの治療を要する疾患が原因となることもあります。不安をいち早く解消するために、お気軽に当院へご相談ください。大腸肛門の専門医が適切な検査、治療を致します。
肛門の痛み
原因疾患
切れ痔(裂肛)、内痔核、血栓性外痔核、肛門ヘルペス、肛門周囲膿瘍など
内痔核が進行した嵌頓痔核は痔の脱出と強い痛み、血栓性外痔核は急激な強い痛み、肛門周囲膿瘍は、肛門周囲の比較的緩徐な痛みで発症します。治療方針が異なりますので、肛門外科を受診して下さい。
肛門の疾患
いぼ痔(痔核)
痔の中でも最も多いのが「いぼ痔(痔核)」です。日々の習慣が原因で肛門への負荷がかかることで、弾力性を持つ静脈叢に存在する毛細血管の血液が停滞して、腫れ上がった状態です。血液の停滞は、下痢や便秘、排便時の力み、香辛料などの過剰摂取、お酒の飲み過ぎ、冷えなどによって引き起こされます。
いぼ痔は2つに分類され、歯状線の外側の皮膚に発症する外痔核と、直腸内部に発症する内痔核があります。外痔核は、皮膚にある知覚神経の影響で強い痛みを伴います。その一方で粘膜に発生する内痔核では、多くの場合、痛みを伴うことはありませんが、排便時の出血や、痔核が外に飛び出る脱肛が起こります。
当院は、患者様の状況に合わせて適切な治療を行っております。痔核の多くは飲み薬や外用薬で治りますが、軟膏治療で改善しない場合や症状が強い場合は手術が必要となります。患者様の症状や痔の状態を把握し、切除手術やジオン注射などの適切な治療を行います。
切れ痔
肛門の皮膚が切れる、裂けてしまう状態を「切れ痔(裂肛)」と言います。便秘時に硬い便や太い便が出て皮膚が切れることで発症しますが、激しい下痢でも発症することがあります。強い痛みが生じますが、痛みはすぐに治ります。しかし何度も繰り返すことで潰瘍、瘢痕を形成し、排便後の痛みが長く続くことになります。さらに進行すると、肛門上皮が硬くなって切れやすくなったり、肛門が狭くなって排便困難を来します。傷が治る過程で肛門ポリープや見張りいぼができることもあります。
切れ痔の治療は、初期段階は軟膏治療が有効ですが、原因である便秘の治療も同時に行うことが再発・増悪を予防するために重要です。症状の程度により手術を検討しますが、日帰り手術で治療可能なケースが多く、手術が終わったらご自宅へ帰れるので、家庭や仕事へ早く復帰することが可能です。
痔ろう(あな痔)
肛門と直腸の境目に肛門陰窩と呼ばれる小さなくぼみが並んでいます。そこに便が入り込んで化膿して膿が溜まった状態を肛門周囲膿瘍といい、強い痛みや腫れ、38℃以上の発熱が出ることがあります。
身体は溜まった膿を外に出すために管状のトンネルを作っていきます。トンネルが外に貫通すれば膿は排出され痛みや腫れは一時的に楽になりますが、肛門の内側の入口やトンネルが残されてしまうと、再び炎症を起こし膿が出る状態を繰り返してしまいます。この状態を「あな痔(痔ろう)」と呼びます。
あな痔(痔ろう)はトンネルが残った状態であり、薬や軟膏で治癒することはないため、手術が必要になります。放置するとトンネルが複雑化し肛門機能の低下や、がん化(痔ろうがん)することもあります。また、あな痔(痔ろう)の原因が炎症性腸疾患であるクローン病である場合があり、早めに受診するようにしましょう。
嵌頓(かんとん)痔核
嵌頓痔核とは、内痔核が肛門の外に脱出して肛門括約筋に締め付けられることで、腫れてしまい、もとに元に戻らなくなった状態です。激しい痛みを伴い、出血が起こることもあります。治療は痛みを抑えつつ、内服と軟膏で保存的治療を行います。我慢できないほど激しい痛みが起きている場合は、緊急手術を実施します。
肛門皮垂(スキンタグ)
肛門皮垂とは、肛門周辺にできる皮膚のたるみのことです。別名、スキンタグとも呼ばれています。いぼ痔や切れ痔などによって肛門が一旦腫れ、腫れが引いた後に皮膚がたるんだまま残ってしまう状態のことです。肛門皮垂は放置しても構いませんが、肛門周囲の皮膚炎や、おしりを拭く際の痛みや痒み、汚れがなかなか取れない、肛門の違和感などの症状でお困りになる方が多いとされています。
一度形成された肛門皮垂は自然に消えることはないため、治療には手術で切除する必要があります。もちろんお困りの症状がなければ手術を受ける必要はありません。肛門皮垂は局所麻酔ですぐ切除できますので、お悩みの場合は、お気軽にご相談ください。